倹約家の父の影響でお金を使う事が苦手であったため、お金を稼いで使うという大量消費社会や資本主義社会にどうしても馴染む事ができなかった。もっと、道徳的で良心的な考えや行いが、無意味に利潤を追求し続けるような行いよりも評価される社会に生きられないかと悩んでいた。そこで、オーストラリアにはパーマネントカルチャーと言う自然の力を最大限に活かした有機農業の学問があることを知る。そのパーマネントカルチャーを実践して作った世界一サスティナブルな自給自足の村がオーストラリア東海岸にある事を嗅ぎつけて、すぐにワーキングホリデーピザを取って期待に胸を膨らませてその村を訪問する。
しかし、村では既に自給自足では成り立っておらず、住民は一番近い都会のブリスベンに働きに出ているか、若しくは生活保護を受けているかのどちらかで、新しい価値観に出会えずに落胆し、帰国する。